そこに音がある限り first J.C.【大幅加筆、修正中(現在P91まで公開)】


ヤバい…___________

そう思った時には遅かった


私の両目から熱いものが溢れ出す

それでも私は拭わなかった

ジッと母に向けた視線を外さない


母はまだ知らない

彼女らの実力も、私を取り巻く世界も…


そう考えたら、母の反応は
ある意味普通なのかもしれない

チアの教室にいた頃の世界とはまるで違う

チアの時はそれなりに周りから
持て囃されてたけど、所詮“井の中の蛙”


「見たらわかるよ」


私はそれだけ言って自分の部屋に逃げ込んだ

背中に母のイラついた視線を感じながら