そこに音がある限り first J.C.【大幅加筆、修正中(現在P91まで公開)】


…何もっ…

…っ何も知らないくせに!!


噛みつきそうになる自分を押さえつけ
湧き上がる怒りの言葉を飲み込んだ


「 今年の1年は上手いよ。認めたくないけど、悔しいけど、それでも、この結果が答えだよ」


本当は吐き出してしまいたかった

自分の中の醜い感情と
みすぼらしい嫉妬心を

でも、やっぱり私のプライドが
それを邪魔して許さない


「…あんた、何とも思わないの?」


頭に血がのぼる

熱くて熱くて沸騰しそうな程に

キッと睨み付けた母の顔が
ジワジワと歪んでいく


「思わないわけないじゃん」