「若葉、何組?」


優理花もクラスを聞いたのだろう

不安そうに寄ってきた


「優理花は?」

「私、4組」

「うわ…、離れたわ。私、2組」


優理花が肩を落とす

人見知りの激しい優理花としては
知ってる人がいて欲しかったのだろう


「まぁ、クラス別れてもたいした距離じゃないし、同じ部活に入るならまた直ぐに会えるよ」


そのまま私達は自分のクラスの
席へと別れた


明日はオリエンテーション
明後日は実力テスト

そして、明々後日は
クラブ紹介のオリエンテーションがある

それが終わったら部活の
体験、見学が出来る!

私は、手元の資料に目を通しながら
胸が高鳴るのを感じた