そこに音がある限り first J.C.【大幅加筆、修正中(現在P91まで公開)】


それに気が付いた先輩が
少しずつ前に詰めてくれたが
それでも狭い

まぁ、これだけの人数がいたら
仕方ない…か


「じゃあ、ちょっと狭いと思うけどぶつからないようにジグザグしてダウンとアップのリズムどりからやります」


沙耶先輩が1番前から声を張り上げる

私達は狭いながらもなんとか
自分のスペースを作った

普段は部活を始める前に
各自でストレッチを終わらせるらしい

ストレッチからやると思っていたから
私は少し驚いた


沙耶先輩が曲はかけずに
カウントで流れを説明している