そこに音がある限り first J.C.【大幅加筆、修正中(現在P91まで公開)】


「千華ちゃん!久しぶり!」

「若若、2組だったんだねー!探したよ」

「よく見つけたねー!てか、…若若って」


私は苦笑する

若若なんて、昔から千華ちゃん以外に
呼ぶ人なんていないから


「えー、良いじゃん!懐かしいでしょー」

「まぁ、良いけどさ。千華セーンパイ!」

「うわっ、気持ち悪っ!」

「えー、ひどっ」

「今まで通りにして!センパイって呼んだら返事しない!」


そう言ってふくれる千華ちゃんは
本気で嫌そうだった


「あー、千華ー!探してた子、見つかったー?」


千華ちゃんの背後から現れたのは
ぱっちり二重の童顔な先輩


「うんー!この子が、若若だよ」


誰だろう?