「千華ちゃん!久しぶり!」
「若若、2組だったんだねー!探したよ」
「よく見つけたねー!てか、…若若って」
私は苦笑する
若若なんて、昔から千華ちゃん以外に
呼ぶ人なんていないから
「えー、良いじゃん!懐かしいでしょー」
「まぁ、良いけどさ。千華セーンパイ!」
「うわっ、気持ち悪っ!」
「えー、ひどっ」
「今まで通りにして!センパイって呼んだら返事しない!」
そう言ってふくれる千華ちゃんは
本気で嫌そうだった
「あー、千華ー!探してた子、見つかったー?」
千華ちゃんの背後から現れたのは
ぱっちり二重の童顔な先輩
「うんー!この子が、若若だよ」
誰だろう?


