「おーいっ!若若〜〜!」
手を勢い良く振りこっちを向いて
叫ぶ先輩が1人いた
「えっ!千華ちゃん!?」
小川千華-ogawa chika-ちゃん
1つ上の学年で2年間位
一緒にチアをやった
千華ちゃんはあまり目立つ子じゃなかったし
特別上手い子でも無かったから
チアの中で千華ちゃんを
覚えてる人は殆どいない
前に聞いたら先生さえも
忘れている風だった
ただ何で私が覚えているかと言えば
当時 、根暗なイメージのあった彼女に
私が事あるごとに絡んでいたから
何で絡んでたかって聞かれたら
うまく思い出せないけど
私は千華ちゃんが優しい子だって知ってた
そんな千華ちゃんがこの学校に来たら
何故かいて、しかも中学デビューしていた
昔と全然変わったな〜
そう思いながら千華ちゃんに
駆け寄った


