野球ボールに込めた恋

つまり入学そうそう
ぼっちって訳だ。



「ねぇねぇ、どこ中だったの?」

目の前にやってきた
あたしより背の小さくて可愛らしい女の子
長い髪がよく似合っている。
それが古田琴葉(Huruta Kotoha)ちゃんの
第一印象だった。


「南海中だよ」

「南海中?なら美咲しってる?」

「ブラスバンドの美咲か!」

「そそー♪」