その言葉しかでなかった。

いままで頑張れって言われて
必死に勉強してきたのに。

「やだよ?あたし竹宮受けるって決めたもん!」

お父さんは険しい顔になった。

「美佳の学力じゃ竹宮は落ちるかもしれないだろ、」

そう。あたしは担任の先生に
『竹宮だったら半々だな、』
と言われていた。