「………っえっ…

く、工藤く………⁈ 」



「……ついてきて」




それだけ言った工藤くんに

半ば引きずられるように
腕を引かれて


いつの間にか
周りに集まっていた

野次馬たちから逃れるように



私たちは

その場を後にした