茜ちゃんは『そっか…ごめんね急に。また明日ね。』と言って去っていった。 あたしは葉月たちを、その気になれば追いかけられたけど なんとなく力が抜けて とぼとぼと家路についていた。 ポツ――― ん??雨?? ポツ…ポツ… やばっ…雨降ってきた… 当然あたしは傘など持ってくるほど用意がよくない。 その時―― 「茉莉!乗れよ!」