「茉莉!」 すかさず真ちゃんが割って入る。 気安く呼ばないでよ… どうせ金谷茜の見方なクセに―― 「茉莉謝れよ!」 「いいよ!…そーゆーの…いいから。」 金谷茜が真ちゃんを止める。 見ててうざいという言葉しか浮かんでこない。 あたしは部屋を出た。 この時あたしが… なんでこんなに嫌だったのか 何に対して嫌だったのか… あたしはまだ気付けない――