小さな指輪~君がくれた大切な…~

また静かになった教室。
気がつけば外も静かになってた。


「そろそろ帰ろ…」

私は鞄を持って教室から出た。

準基って、あのマネージャーさんと…
いや、準基はあのマネージャーさんが好きなんだろう。
…本当は考えたくもない事。


太陽はほとんど沈み外は薄暗い。
何だろ…今の私もこんな感じなのかな。


なんて、わけのわからない事を考えながら、準基に出会さないように
少し遠回りをして家に向かった。