鈴芽 ~幸せのカタチ~

イチローはえっちゃんに
先刻の父親との会話を含め、
今の状況を説明した。

『情けないよな。
こんなこと言うなんて。』

『全くです。
私が研修にいっている間にてっきり
もう元に戻っていると思っていたのに。』

『やっぱり俺じゃないほうが
いいのかもしれない。』

バンッ!

えっちゃんが両手で机を叩いた。

『何弱気なこと言ってるんですか?!

しょせんその程度ですか?

ちょっと親に反対されたぐらいで。』

『すいません…。』