『来月の10日だけは絶対会いたい!
お願い!約束して!』

理名は突然足を止め、
必死の顔で言った。

『お願い!』

きっと理名はうんと言うまで動かないつもりなのだろう。

『わかった。
来月の10日は絶対会おう。』

『本当に!?
絶対よ!絶対だからね!!』

満面の笑みになり、スキップで走り出した。