カキィンッ
ら「っ!」
飛んでくる銃弾を避けながら、敵の陣に突っ込んでいく。
きっと土方が見たらもっと考えて作戦を立てろって怒られるだろうけど…。
私たちが囮となって注意を引いた瞬間、突撃する隊の後ろで構えている新撰組の鉄砲隊が一気に弾を撃ち浴びせる予定だ。
「てやああっ!」
こう突っ込んでいく間に一緒に走っている仲間達が何人死んでいるんだろうか。
そんな考えもよぎったけど、相手が私たちの動きに気づきこちらに向かってきてそれどころではなくなった。
「新撰組だ!!構え、構え!!」
構える間に一気に切り崩してやる。
その一心で敵の鉄砲隊に斬りかかった。
ら「やあああっ!!」
ザシュッ
久しぶりの人の肉を裂く感覚に、ぞくりと神経が反応する。
松「斬れええ!」
敵は小隊だったからか私たちが突撃したことで総崩れになる。
キィンッ
大柄な男が突きを繰り出してきてそれを後ろに避けると大きく踏み込んで突きを繰り出す。
ダダンッ
沖田さんに教えて貰った三段突きだ。
ザンッ
大柄な相手のおかげで、がら空きだった胴を思いっきり斬りつけた。
そのあとも相手はどんどんかかってきて、松岡さんと背中合わせに戦っていく。
松「ハァ…あいつら腰抜けだから銃置いて逃げやがりましたよ。」
ら「さっさと片付けて銃回収しなきゃね。」
松「はい、じゃあさっさとやりますよ。」
少しだけ言葉を交わして残りの敵にお互い向かっていった。

