土方と別れたあと1人で土方の部屋に篭ると、しまってあった刀や防具や羽織を取り出して身につける。
私には戦うしか選択肢がない。
そのためにここに来た。
ら「局長、私やっぱり…」
近「お前の好きなようにしていいんだよ。局長命令だ。自分で考えて行動しなさい。」
ら「…いきます。戦に加わらせて下さい。この状況下ですし、高杉さんの事を救いたいなんてバカな事は思っていません。
だから新撰組として戦ってきます。」
顔をあげてはっきりとそう告げる。
幕府軍に勝利を、そのために戦おう。
忠義を尽くす武士たちと死ねるならそれでも良いのかもしれない。
死んでいった仲間の為にも武士の命をなくした十伍の為にも戦い抜いてやる。
私が初めて死を覚悟した瞬間だった気がした。
今まで参加した戦はすべて完璧に結果の見えたもので
何処かで安心感が自分の中であったのかもしれない。
ら「ふぅ…」
息を大きく吸うと
生死の重さが自分の握った刀にのし掛かってきた。
ここを抜ければ地獄のような戦場。
そこに向かって一歩一歩進んでいく。
ら「よし。」
心を落ち着かせ刀を構えると一気に走り抜ける。
「いくぞおおおお!!」
「おおおおおっ!!」
私に続いた特別隊の面々や待機していた隊士たちと一斉に戦の渦の中に飛び込んだ。

