自分より重い相手を肩に担いで必死に路地裏をはしる。
ら「ここ、どこっ、だし!」
大通りを行けば目立ち、余計に敵に狙われるかもしれない。
ら「土方、大丈夫!?」
土「すまねぇ‥‥‥。」
ふっと土方を見れば肩の他に斬られている傷が目につき、焦りがつもる。
ら「だれか、巡察してないのかな‥。」
路地裏から大通りをのぞくと音村屋が見える。
ら「もうすぐ‥‥。」
急げ、わたし!!
もう、大通りいこ。
土方のほうが大事!!
ら「走るから!」
土「っ、あぁ‥。」
大通りにでると人通りは少ないもののやはり目立ってしまう。
「な、なんや怪我してる人がいはる!」
「あれ、おなごやねんな。」
「手伝わな!!みんな!」
りんとしたなんだか、聞いたことがある声がして男衆やなんやが集まってくる。
「大丈夫なん!?あんさん!」
ら「すみません!わたし、新撰組の近藤らんといいます!土方が斬られてっ!」
「し、新撰組っ?」
すこし怯えた声がする。
ら「お願いします!手伝ってください!」
「なんや。みんな!新撰組のひとだろうか関係あらへん!」
「そ、そや!!」
するとまたわっと集まってきて私の刀やなにかを持ってくれる。
ら「だれか、屯所に知らせてくださいませんか?わたし、このまま運ぶので!」
「おし!おらぁいっちょ走ってくる!」

