時わたりatラブ(仮)


私が影に隠れたと同時に

土方が、声をあげる。

土「何者だ。

出てこい。」

浪士「新撰組の土方か。

今日こそ片をつける!!

覚悟ぉぉ!」


うそ。

結構相手いるじゃん。

ざっと10人ぐらい?

わたしも、準備しとかなきゃ。

裾をあげ動きやすいように下駄をぬぐ。

土「っ!

なかなかじゃねぇか。

面白れぇ。」

浪士はかなりの手練れ揃いで

少し苦戦してるように思える。

「ねぇ、あんた。」

ら「だれ!?

って、翡翠さん?」

着物も脱いで髪をひとつに括った忍者装束の翡翠さん。

ら「なんで‥‥‥?」

翡翠「これ。みて。分かんない?」

ら「長州の家紋っ?

翡翠さん‥‥‥、もしかして。」

翡翠「やっと気付いたのね。

じゃ、私は助っ人でも呼んでくるわ。

せいぜい頑張ってね。」

ら「あっ!ちょっ、待てっ!」

屋根に高々と飛びあっという間に見えなくなってしまう。

ら「なんなの、翡翠。」

そう思いながら翡翠さんの助っ人という言葉に敏感になり身構える。

ら「そろそろ‥‥‥、行かなきゃ‥。

!!!!」

屋根をスッととんで一人男が飛び出してくる。

あの人が、助っ人!?

「土方。久しぶりだな。」

土「おめぇっ!!岡田以蔵っ!」

岡田以蔵‥‥‥。

あの、人斬りの?

覆面だから顔は見えないけど‥‥。

岡「ふんっ。

選りすぐりも集めたんだけどなぁ、腕あげたなぁ、土方。」

土「てめぇに言われたくねぇ‥‥‥!」

土方はかなり息があがっていて

体力の消耗が激しい。

残りは浪士5人と岡田以蔵。


行かなきゃ‥!


そう思って一歩足を踏み出す。

土「いまは、来るんじゃねぇっ!」

ビクッ

ら「なんでよ‥‥‥。」

一瞬、土方と目があう。

浪士「隙ありっ!」

土「ちっ!

あぶ、ねっ!」

その時、

岡田の刀が土方の腕を斬る。