時わたりatラブ(仮)



辺りが騒がしくなったせいか障子からだれかが外を覗く。

「新撰組だ!!」

そう叫ぶと部屋から浪士たちが飛び出してくる。

「なに!?」

沖「新撰組一番隊、沖田総司。

抵抗すれば、容赦はしません。」

沖田さんが抜刀し、わたしも他の隊士も刀を構える。

「お、沖田!?」

沖田総司という言葉にびびったのか慌てて応戦の準備をする。

沖「どうしますか?」

あらら、フッと口角をあげて完全にスイッチ入っちゃたよ‥‥‥。

「くっ!!怯むなぁぁぁっっ!!!」

「うおっっっぉぉぉぉおっ!」

次々ととびんでくる。

沖「らんさんは、わたしの近くにいてください。」

ら「はいッ!」

相手は私たちと同じぐらいの人数。

腕前も大したことじゃない、と思う。

「覚悟ぉッ!!」

沖田さんに向かって突進してくる。

こ、これ、けっこー危なくない!?

カキィンっ

一瞬で相手が崩れ落ちる。

本当に一瞬で。

人の命ってこんなにも呆気ないんだ。

怖い。

やっぱり。

だって、この人に家族とか恋人とかいるわけなんでしょ。

その人たちは、どうなんの。

一太刀で無くなる命によって沢山の人が悲しむんだ。




色々なことが頭をぐるぐるとまわる。


ら「っ!」

吐き気がして、体がガタガタと震えてくる。

沖「らんさん‥‥‥?」

ら「大丈夫です。すみません。」

あくまでも平静を装って笑ってみせる。

沖田さんに迷惑はかけられない。

沖「奥にすすみますよ。」

声がでなくてこくりと頷くことしかできなかった。


スパンっ


障子を開けると3人の浪士が一気に攻めてくる。

一人、わたしに向かってくる。


「新撰組めっ。今日こそ‥‥‥‥!」

ら「っっ!!」

慌てて後ろにとび体制を整える。

ら「やぁっ。」

相手は凄い弱い。

だけど‥‥‥。

人を殺す

その決めの一太刀があびせられない。

私の手で人を殺める、

それが

いまになって怖い。