でも、そうやって笑ってられたものも一瞬だけだった。


正也さんが帰ってきてから2週間、何事もなくて安心してんだけどなぁ。






土ら「引っ越したぁぁぁー!?」



朝ごはんを二人で食べている所に奥さんがやってきたから、何事かと思ったら。



奥「へぇ、昨日の夜に。
うちも、朝気付きましたよって…。」




ら「嘘、どこに?」




奥「手紙に書いてま死んだんやけど、詳しい事はなーんも。うちも心当たり探してみますよって。

あと、らんさんにも藤から手紙が‥。」



お藤さんからわたしに…?

何だろう。



ら「ありがとうございます。」




土「俺は、監察んとこに行ってくるわ。」




ら「わかった。」





受け取った手紙をぎゅっと握りしめる。

なんで突然いなくなっちゃったの…。




ら「お藤さん…。」




やっぱり正也さんは間者だったの?