なんて巨大な苺!

赤くて小さな粒々の模様?があるそれは、たしかに巨大苺に見えた。

バレーボールぐらいあるその苺は、重さ15キロ弱。

こんなでっかい苺を見るのははじめてだ。
しかも、重い。

このでかい苺がもたらした出来事とその詳細はじつに驚くべき事実だ。
まさに神様のイタズラ。
智恵の実を食べたわれら人間も、それほど賢くはないということだろう。

世界のはずれ。
界外にはたくさんの世界からこぼれ落ちたモノたちがたどりつく場所だ。

あると思ったものが、ある日さがしてみると見つからない、そんな事がたまにあるとするならば、そのモノは世界の均衡からこぼれ落ちてしまったにちがいない。
この界外には多次元世界のありとあらゆる場所からさまざまなモノが集まるってくる。
それらを収集する事を界収と云って、中にはとんでもないモノを拾うこともあるのだ。