私が返事の手紙を渡した次の日から、
私たちは付き合い始めたね。



二人とも初めての経験だったからだよね。

その日から2人の距離が遠くなっちゃったのは。



私と修くんは特別活動のクラスで隣の席になった。


付き合い始める前は、それなりの会話ができてたのに。

2人ともシャイな性格で、会話が弾まなくなっちゃった。

元々修くんとは幼馴染で、近所に私たちを含め6人の同い年の友達がいた。


女子3人。男子3人。

あたしたちはいつも一緒だった。


沙耶と明日香と文也と大輔。


私と修が付き合う協力をしてくれたのも、その4人だった。




沙耶と明日香はいつも、
話せるように雰囲気を作ってくれたけど、それもダメで。




やっぱり大人ぶって背伸びしちゃってたのかもね。



そのままの状態で私たちは付き合った。
苦しかった。

嫌だった。

勇気がなさすぎる自分が。




でも、修くんなら私が修君のことが好きだってずっと感じててくれるはずって、
信じちゃってたんだ。