〜 修 side 〜

詩からもらった手紙。

俺の手紙の返事。


開くのが正直怖かった。


でも、詩の気持ちを知りたくて、
俺は手紙を開いたんだ。


『 修くんへ

手紙ありがとう。
こんなあたしでよかったら、
こちらこそよろしくお願いします。

詩より』


いいに決まってんだろ。


嬉しかった。


詩の丸っこくてかわいい字で綴られた言葉に、にやけそうになったのを今でも覚えてる。


大切にしたいな、そう思った。



まだ小6だった俺は正直生意気だったなって思うよ。



詩もシャイなとこあると思うけど、
俺の方がダメなやつだったな。



後悔ばっかりしても遅いのはわかってる。

でも、今でも君を目でおってしまう自分がいるんだ。

〜修 side〜 END