「とにかく、私生児だったことが悲しくて。お母さんが亡くなって、この世でたった1人になってしまったような気がして。アランの顔を見たら、ホッとして…。抱きついたの。でも、気がついたら、キスをされていて。自分に会いに来てくれて、自分を頼ってくれて嬉しいって。告白されて…。だけど、私も心細くて、アランのなすがまま、身を任せてしまって…。フランスに10日くらいいたんだけど…毎日、抱かれてた。」
昔のことだとわかるけど。
「スゲー、ムカつく。」
顔を歪めてそう言うと、レイが困った顔をした。
「…話、やめようか。」
「いや、聞く…。聞くけど…。」
そう言って、俺はレイの胸に手をのばした。
体はスレンダーなのに、豊かな胸。
先端に口をつける。
「んん…あっ…。」
レイの体が、これだけのことで、のけぞる。
いい反応だ。
「話をきいて、ムカついたら、こうやって、レイが俺のものって確認するから、いいよ。レイ…話、続けて。」
胸から口を離し、指で弄ぶ。
「将…そんなことされたら、私っ…話、出来ない…。」
赤い顔をして、俺の肩に顔を埋めて、くぐもった声を出す、レイに俺は堪らなくなった。
「あー、俺もダメだ。もう、我慢できない。話、ちょっと中断しようか?」
そう言って、レイのショーツを速攻ではぎ取った。
レイの返事はなかった。
だけど、すぐにレイの唇が寄せられて。
激しいディープキス。
それだけで身体中の血液が沸騰したようになって、レイを激しく攻め立てた。
だけど、それはレイも同じようで。
とても乱れた姿を俺に見せた。

