……………………もし、私がもっと可愛くてもっと頭も良くてもっともっと魅力がある人間だったら…………だったら、小宮山君は私を見てくれたのかな……………………。
「…………おい、おい!!雨宮!!大丈夫か!!おい!!」
あ、小宮山君だ…………
「いきなり倒れたなんて大丈夫か!!おい!!!返事をしろよ!!!!」
…………倒れた…………?
私は目を開けた。
見覚えのない天井と小宮山君の顔。
やばい、かっこいい…………じゃなくて!
「…………こ…こ…………は…………?」
「保健室。いきなり倒れたから心配したよー…。やっぱ寝不足…?」
あ、私、倒れたんだ…………。
