電灯が何本かあって、白い柵に囲まれたそんなに大きくない公園。


四席あるブランコに、少し背の高い滑り台が一つ。


蜂の巣の様なジャングルジムから、その公園の名前は『ハチのス公園』と呼ばれるようなった。


その公園は住宅街とアスファルトの道に挟まれ、道の先には車が結構駐車できる駐車スペースがあって。


そのスペースは灰色のレンガのようなものに囲まれ、少し錆びた大きな屋根が付いていた。



それに囲まれた公園の中に、真ん中にあるブランコに揺られながら座る私がいた。



私は客観的にしか見えないけど、目の前にいるワタシの感じる物や視線は感じることができるけど。


私の意志では無かった。


でも、私がしそうなコトをワタシがやっているのは確実だった。