(さっきとは違う…初めて会った東さんに戻ってる。どういうことだ…)


つぐみが寝ている間、祐司と護は起こった出来事を整理していた。
気を失った後に、明らかに違う人物が顔を出し た。


(多重人格者か? それとも…)


本人が芝居をしている可能性もある。
先ほどのことは本人には伝えず、しばらく様子を見ることにした。



つぐみの家で荷物を用意した後、祐司たちはビジネスホテルに向かった。
チェックインを済ませ、203号室の部屋に入る。

祐司と護はつぐみの好意に甘え、部屋の中で食事をとった。
シャワーを浴びると言うので、一旦部屋の外に出て待機することに。


「祐司、2時間交代な」


護は部屋の中で待機、祐司は部屋の外で待機することになった。