別室から出ると、護がデスクに座っていた。 「祐司、大丈夫か?」 「はい、今書類に記入してもらってます。 社長、戻ってきたんですか?」 「ついさっきな。圭吾と中で話してる」 「社長の知り合いなんですか?」 「さぁな…。 それよりお前しっかりやれよ、初仕事!」 バンッと背中を叩かれる。 「…っ、バカ力…」 「あー? なんか言ったか?」 「…いえ」 祐司は背中をさすりながら給湯室に向かった。