祐司はつぐみをソファに座らせたあと、自分の名刺を差し出した。 「村上と申します。相談は私が承ります」 つぐみは祐司をチラッと見た後、名刺を受け取った。 「よろしくお願いします…」 少し緊張しているようだ。 「早速ですが、この書類にご記入お願いします」 書類には、名前、住所、生年月日、ちょっとしたアンケートの項目がある。 つぐみが書類を記入している間、祐司はお茶を用意するために席を立った。