うめき声を聞きながら出ないモノと格闘するのも辛くなり、何も解決しないまま個室を出ると、うめき声の主とその友人に遭遇。


主、ギャル。


友人、ギャル。


装備、普通に街を歩ける洋服。(パジャマではない)


えっと、お産の入院ではないようで。


おまけにソソクサと逃げてるよ、2人とも。


見られちゃマズい入院といえば、アレでしょうね、やはり。


同じ病院の中で、対極をなす行為。


赤ちゃんの泣き声とか聞えたりして、辛いよな。


そんなしんみりした思いを抱えながら、分娩室の脇を通り抜けて行こうとしたら、またもうめき声が!


「グガガガガーーー」


こちらは出産のようです、あれ? 2人聞える。

あー、分娩台2台並んでたもんな。


同じ場所で同時に出産って、すごい話。


個人病院ならではの行為に関心しつつ、一向に出ないブツをお腹にためこんだまま階段を下りて、自分の部屋に。