男子の母となった以上、誰しも一度は浴びるようです。


上弓の高校時代の友人も浴びたそうです、アレを。


それはさて置き、そろそろ夕方、買出しのお時間。


「夕飯の材料、買わないとー」
「あー、そんな時間ですねー」
「商店街行くけど、どう? 」
「行きますよー」


仲良く商店街、ああ、ママ友っていいなー。


憧れのシチュエーションだったよ、昨日まで。


「ここの服屋、可愛いよねー」
「あー、本当だー」


自分の服じゃありません、赤ちゃんの服ですよ。


当時、商店街にはオサレな子供服屋と激安な子供服屋がありました。


その価格差、5倍。


上弓、貧乏してました。


理由は、次章で述べます。