柔らかい君


晴汰の病室はあたしと同じ階の一番奥の病室だった

中に入ると晴汰が頭に包帯をまいて目を閉じてる。


「晴汰…」

ユメは晴汰の近くまで車椅子を持っていってくれて

あたしは晴汰の顔を間近から見ることができた。


長いまつげに茶色く染まってる髪の毛。

確かに晴汰だ。

いつも、笑ってくれる晴汰だった。


「晴汰?どーしてずっと寝てるの?

起きて?」

いっつも起こすのはあたしじゃなくて晴汰だった。

だから、次はあたしが起こさなきゃ…