柔らかい君


晴汰はあのとき、あたしを守ってくれた。


晴汰は?

晴汰はどこ?



あれ、少し覚えてる?



意識をなくす前の一瞬の記憶が頭に残ってる。

目の前はあたしと晴汰の血で真っ赤

晴汰も目が合いていてあたしはとっさに晴汰を呼んだ。


そしたら、「好き」とかすれる声で言ってくれた。




最後の記憶。