柔らかい君



え?
手についた赤いものをぺろっと舐めると…
酸っぱい??

ありま、血って何味だっけ?

いちご味?

「ねー、晴汰。血ってさ甘いっけ酸っぱいっけ?」

「うーん…俺の考える中では味なし!

つーか、学校本気で遅刻する!行くぞ!」

いつの間にかあたしのぶんの自転車も
晴汰は出してくれて自分はもう競輪選手並みの速さで漕ぎ出していた。


「待ってよー!」

あたしだって負けないんだからーー!

標的は晴汰!!
あいつを倒さないとあたしは生きてけない!!


待ってろよーーー!


さぁ、始まりました競輪大会!!
絶対的エース!望はここでもやってくれるでしょうか!!

まずは目の前の晴汰選手を倒します!

その距離、10m!

5m!

4、3、2、1………

「よっしゃ!」