柔らかい君


音楽室の中は楽器でいっぱいで椅子なんかないから
わたし達は座らないでそのまま立っていた。

「なー、望?朝の話だけどさ」

「…うん」

「俺言ってなかったっけ?」

…こいつ、とぼけるつもり!?

「言ってないよ!」

晴汰はえーーっ!って言って驚いてるけど

あたしは晴汰に

『好き』

なんて言ってもらってない!!
あたしだって言ってないけど
机に書いたやつ見たんだから晴汰だけだあたしに何も言ってこないの!!


「一緒にいよーじゃダメ?」

「ダメ!友達じゃないんだから!」