柔らかい君



「マリモ、ご飯だよー」

そして、晴汰がリビングから手をパチパチ叩いてマリモを呼ぶと
マリモはしっぽを振って晴汰のところに走っていった。

「マリモ…俺より晴汰か…」

「にーに、元気出して?
マリモは晴汰とご飯が好きなの」

「だよな…」

にーに、本当に落ち込んでるし…

こんな馬鹿な兄を置いてリビングに行くと
晴汰がぶすっとした顔であたしを見ていた。

「な、何だね…」

「…スカート短い!
髪くるくるしちゃダメ!
化粧なんてするなー!」

またか…
晴汰の嫉妬大会…。

あたしがなにかすると全部ダメ!っていうんだから…

「いいじゃんー!ちょっとくらい!」

「やだ!」

ちなみにいうと晴汰とあたしは
まだ、付き合ってはいない。

キスはしたことあるけど告白を受けたことない。