柔らかい君



無駄に広い校舎を歩いてチャイムがなる前についたのは

旧音楽室。

最近音楽室を新しく作ったっぽくって
ここはいつも吹奏楽部が放課後自主練とかで使ってる。

「でもさ、鍵どーすんの?」

「任せろって!」

晴汰はニヒルに笑うとドアのしたの穴に
近くにあった棒を突っ込んでゴタゴタやってる。

まさかこいつ…

ガチャ!

「お!できた!」

すごいよ。ただただ感心します。

「ここならさ、見つかんなくね?」

「うーん…確かに!
先生たちここまでは見回りしないもんね!」


「だろー?やっぱ天才?」

「どーせ、吹部に教えてもらったんでしょ?相変わらず顔広いなー」

「アハハハ、まーな」