「晴汰ー!あたしのウィンナー返せー!」
「やーだね!遅く起きるのが悪い!」
「朝ごはんくらい自分の家で食べなさいよー」
「やだ!望のおばさんのご飯美味しいし
母ちゃん、朝起きないし!」
まさかお母さん!
走ってキッチンまで行くとお弁当が二つ。
やっぱり…お弁当まで作ってたか……。
「あ、おはよう
望が遅刻したらハルくんも遅刻でしょ?
急ぎなさい!」
「…はーい」
お母さんはいつも晴汰に甘くて
子供みたいに晴汰のこと可愛がってる。
「マリモ、おて!ふせ!」
階段あたりから聞こえてくるこの馬鹿な声は…
「にーに…」
お兄ちゃんはいっつも我が家のペットマリモに芸を教えようとするけど
馬鹿からは馬鹿なことしか教わらないらしい。
