柔らかい君



「望のファーストキス。
俺にちょうだい?」

「え?」

「記念にキスしよ?」

「は?」

「…鈍感!可愛く頷いてみろよ!」

「うう…はい。いいよ」

晴汰は天使の笑顔で笑って
軽く唇をつけた。



ファーストキスの味ってあるのかな?
あたしには…なかったよ。


嬉しくて、こんなに胸がドキドキするんだって思って…

余裕がなかったし、ただ晴汰を好きだなって思えた。


晴汰は顔を離すと私の頭をポンポンと撫でた。


「初めてがこんなイケメンでよかったな」