初恋だった。 きっかけはあんまりなくてただなんとなく… でも…気持ちは大きくなるばかりだった。 晴汰の机、案外綺麗だなー… 落書き一つない机。 ここにくらい思いを寄せたっていいでしょ? シャーペンを出して机にちょっとした落書きをする。 『好きだ馬鹿』 本当に馬鹿。 晴汰もこんなこと書くあたしも…。 口で言えないから… 素直になれないから… ごめんね…