「なぁ、まだ恭弥が好きか?」
涼ちゃんは唐突に私に問いかけた。
「嫌い」
間髪入れずに言葉が口をついてでる。
「そっか」
涼ちゃんはなんだか苦しそうに笑った。
「めーわく、かけて……ごめん」
泣いているからか喉が張り付いて、うまく喋れない。
「迷惑じゃねーよ」
「ん、ありがと……涼ちゃん」
涼ちゃんの言葉が嬉しくて、また涙が零れた。
こんなに面倒くさい幼馴染で、本当にごめんなさい。
いつも側にいてくれてありがとう。
「なぁ、遥。無理しなくていいからな」
あまりにも優しい顔で涼ちゃんがそんなこと言うものだから。
またしても、涙がこぼれる。
「あぁ〜っ!!泣くなよ、遥!!お前に泣かれるとどうしていいかわかんなくなるんだよっ!!」
「……ふふっ」
焦った涼ちゃんなんて久々に見た。
その姿はなんだか面白くて。
私は泣きながら笑った。
