不器用な恋愛

ひろはくすっと笑った。


「俺もあやの小さいところ好き。」


顔が真っ赤になる私。


ってか、こないだからひろのこと
好きなのかなって思う。


ひろとの身長差なんか気にしたりして…


「ってか、そんなこと気にしてたんだ。俺のこと好きなわけ?」


カーッ…


耳まで赤くなる。


「うるさいっ」


逃げようと私はドアに手を伸ばす。



「逃がさねーよ。」


って抱き締めてくるひろ


不思議だな。


さっきまであんなに悩んでたのに。


ひろとコンプレックスを分かち合っただけで
不安がどこかへとんでいっちゃった。



「もー。離してっ…」


とか言いながらも笑顔な私


結局夜の9時まで私たちは家の前で話し込んでいた。