不器用な恋愛

保健室に入り、足を氷で冷やしてもらった。
そしてしっぷを貼られた。

「大丈夫そうならもう戻りなさい?」

先生はそう笑いかけた。

私は4時間目の授業に戻ることにした。


めんどくさいけど(笑)


「失礼しました」


そう言って軽く保健室のドアを閉めた。


「歩けるか?」


優しく手を差しのばすひろ。


「ありがとう。」


ひろの手を握り、歩き出した。


「あやの手小さいね。」


私の小さな手は、プチトマトがころんと乗ってしまうくらい小さい


「なにもかも小さいな。私って」


「や。俺はそこも好き。」


ひろの高い身長を見上げるとにっこりと笑っている。




かっこいい。


素直にそういうこと言われると


ほんとに照れちゃうよ。