「あや。送る。」


がばっ


「わっ…あや!?」


私は勢いよくひろに抱きついた。
びっくりするひろ。


急に抱きついたのでミネラルウォーターが落っこちてコロコロ転がる。


「なんだよ。あや。どうし「私」


ひろの言葉を遮った。


早くひろに伝えたい言葉があった。






















「ひろが…好き…」



私の目から次々と涙が溢れる。


「ごめんなさい…疑ったりしちゃって…ビンタまで…」


ビンタしたことを思い出してしゅんとなる。


「あの人…ひろのお姉さんだったんだね…」


「そうだよ。」


ゆっくり私から自分の体を離すひろ。



その態度は冷たく感じた。