「あ…ひろ…」


あやのピンク色のルームウェア。


そして高い位置で縛ってあるポニーテール。


かわいい…


いつものうさぎパジャマは、どうしたんだ。


「変…だよね?」


俺がずっと黙っていたので沈黙に耐えきれずあやは声を出した。


「逆。」


「え…!」


あやの顔は、ぱぁっと明るくなった。


「すっげー可愛い。こっち来いよ。」


見つかったらやばいはず。


でも、どうしても二人っきりになりたくてぐいっとあやの腕を引っ張りホテルの外へ出た