そこに立っていたのはひろだった。


「あなたたち付き合ってるのよね。」


先生まで知ってたなんて驚きだ。


「先生。やめてください!」


ひろの顔は真っ赤だ。


かわいーなー。


「あや。最近こそこそなにしてんだよ。なんか無理してんのか?力になれることあったら言えよ?」


大きな手で私の頭に手を置いた。


「冴島さん、今日は帰りなさい。」


「えっ…でも…」


「帰るぞ。また倒れたりしたら大変だ。」