あやの顔をまともに見れないまま
俺はどんどん先に行ってしまった。


あいつ…今日、やばい。
可愛すぎ…でもさすがに
あの態度まずかったな。


「あやなにか食べる?」


気を使い話しかけてみた。
しかし、後ろを振り返っても
あやはいなかった。


「あれっ!?」


回りを見るとどこもかしこも人。


あやのことだから人の波に飲まれたんだな。


小さいから探すのも苦労する。


「焼きそばいかがですかー。」


屋台は色々な店で賑わっている。
元気に接客をしている屋台の人たち。


あやを探していたらわたあめ屋を発見した。


今日のあやはわたあめみたいだった。

なぜかわからないけどふんわりしてて。


「わたあめください。」


俺はわたあめを二つ買った


「毎度あり!」


元気に挨拶するおっちゃん。