その日はショックで寝付けなかった。


お昼ご飯のとき、私もおばあちゃんも無言だった。
ダイニングには、私とおばあちゃんが素麺を啜る音だけが響いていた。


食べ終わっても、言葉を交わす気にならなかった。
おばあちゃんが何か言おうとしたけど、私が一方的に無視した。


優しい顔で私を騙していた人なんだ。


その事実だけが私の感情を支配していた。