おばあちゃんの部屋も整然としていた。
ただ、おじいちゃんの部屋と違うのは、生活臭が濃いことだけだった。

まずは、本棚を片っ端から探したが、何も見つからなかった。
日記帳すら無い。毎日つけていた筈なのに。

ふと鏡台を眺めていると、連絡先が記されているノートがあることを思い出した。

私は早速鏡台の引き出しを開けていった。

探していたものは、上から3段目にあった。