私達はやっと家に戻ってきた。
(もしかしたらパパはとっくに家に帰って来ていて……)
そんな思いを抱きながら急いで玄関へと向かった。
でも……
現実の世界に、パパは居なかった。
あの人は再び玄関へは入らず、雅の待つ家へと戻って行った。
結局……
何のために彼処に居たのかも聞けず終いだった。
それでも、私の心の中には深く思い出として刻まれることになったのだ。
私はあの時、ヒロインだった。
でもそれは本当はエイミー姉さんで、私にとってはあの人こそがヒーローだったのだ。
雅が最近フェンシングにハマって、応援に良く駆り出されていた。
(何処かで見た)
確かにそう思った。
それをやっと思い出せた。
記憶の中に埋もれていたパパとあの人を……
胸がキューンとした。
そして……
又恋が始まる予感に震えた。
再び戻った屋根裏部屋の中にも……、パパの姿はなかった。
あの激しい戦いは何だったんだ!
私は床に突っ伏して泣いていた。
虚しかった。
だってこの部屋にはチビと私だけ……
私は泣きながら屋根裏部屋から出て、チビと一緒にベッドに潜り込んだ。
(置いてきた手鏡を探しにチビも出発するのかな?)
本当はこれで終わりにしてほしかった。
あどけなく笑うチビに苦労だけはして貰いたくはなかった。
(あれっ!? 私がタイムスリップした時、合わせ鏡はチビの部屋にあった……えっ!? どうなってるの? )
私はあの時、チビの枕元にあるパパのお土産に気付いた。
そう……
お伽話に出てくる魔法の鏡をねだった時、パパが苦し紛れに置いていってくれた手鏡。
私は本当にあれで良かったのに……
パパのことを苦しめ、あの闇の世界に閉じ込めてしまったらしい。
私はその時にあの小さな手鏡を忘れたことに気付いたのだ。
あの時は確かに、魔法の鏡の中で遊んでいた時、落とした物だと思っていたのだ。
『この鏡は何処に置いてあった?』
『チビ……ううん私の部屋だけど……』
あの幽霊船の中で、妙な事をパパは聞くなと思いながらも私は素直に答えた。
タイムスリップした時、確かにチビの枕元に置いてあったからだ。
『その前に屋根裏部屋に置いて無かった?』
それを聞いて、そんな事実もあったことを思い出した。
(もしかしたらパパはとっくに家に帰って来ていて……)
そんな思いを抱きながら急いで玄関へと向かった。
でも……
現実の世界に、パパは居なかった。
あの人は再び玄関へは入らず、雅の待つ家へと戻って行った。
結局……
何のために彼処に居たのかも聞けず終いだった。
それでも、私の心の中には深く思い出として刻まれることになったのだ。
私はあの時、ヒロインだった。
でもそれは本当はエイミー姉さんで、私にとってはあの人こそがヒーローだったのだ。
雅が最近フェンシングにハマって、応援に良く駆り出されていた。
(何処かで見た)
確かにそう思った。
それをやっと思い出せた。
記憶の中に埋もれていたパパとあの人を……
胸がキューンとした。
そして……
又恋が始まる予感に震えた。
再び戻った屋根裏部屋の中にも……、パパの姿はなかった。
あの激しい戦いは何だったんだ!
私は床に突っ伏して泣いていた。
虚しかった。
だってこの部屋にはチビと私だけ……
私は泣きながら屋根裏部屋から出て、チビと一緒にベッドに潜り込んだ。
(置いてきた手鏡を探しにチビも出発するのかな?)
本当はこれで終わりにしてほしかった。
あどけなく笑うチビに苦労だけはして貰いたくはなかった。
(あれっ!? 私がタイムスリップした時、合わせ鏡はチビの部屋にあった……えっ!? どうなってるの? )
私はあの時、チビの枕元にあるパパのお土産に気付いた。
そう……
お伽話に出てくる魔法の鏡をねだった時、パパが苦し紛れに置いていってくれた手鏡。
私は本当にあれで良かったのに……
パパのことを苦しめ、あの闇の世界に閉じ込めてしまったらしい。
私はその時にあの小さな手鏡を忘れたことに気付いたのだ。
あの時は確かに、魔法の鏡の中で遊んでいた時、落とした物だと思っていたのだ。
『この鏡は何処に置いてあった?』
『チビ……ううん私の部屋だけど……』
あの幽霊船の中で、妙な事をパパは聞くなと思いながらも私は素直に答えた。
タイムスリップした時、確かにチビの枕元に置いてあったからだ。
『その前に屋根裏部屋に置いて無かった?』
それを聞いて、そんな事実もあったことを思い出した。


